石井裕之 「ダメな自分を救う本」のレビュー

石井裕之氏の「ダメな自分を救う本」を目にとめたので読んでみました。
もともと石井裕之氏の本は好きで何冊かは読んだことがあったのですが、これはちょっと見逃していました。

この本のタイトルである「ダメな自分を救う本」ですが、もちろん自分はダメではないと思っている人は読まなくていい本です。

自分はなんてダメなんだ、何をやってもダメだな・・・、自分を変えたいなというような思いを持っている人ってたくさんいるはずです。

こんな人にはこの本を読んで、ダメでない自分になるための方法を見つけて実践してほしいと思います。

もちろん、この本一冊でどんな人でもダメな自分からすぐに抜け出すということではありません。この本を参考にして、自分はどうしていったらいいのかを考えるための一助になると思います。

ダメな自分と感じるのは、出来ないことをいつまでも考えているから

この本のすべてを解説するわけには行きませんので、私が気にいっている部分を紹介していきたいと思います。

まず、今まで自分をダメだなと思っていませんでしたか?
どうしてダメなんでしょうか・・・。
もしかしたら、ずっと自尊心が低い状態だったのかもしれません。

第一章に、「出来ないことをいつまでも考えても出来ない」と書いてあります。出来ないことをいつまでも考えていたって、出来ないですよね。当たり前のように思えますが、そういうふうに考えて何も出来ないままでいることが多くなっているのですね。

こんなことをいつも考えていると、自分は何もできない自分と考えてしまい、ダメな自分と感じてしまうのかもしれません。

本では、今できることを考えて、そして出来ることだけをする。と書かれています。
これって、とても大切なことなんです。

出来ることを考えて出来ることだけをする。これは、本当に小さな自分が出来ることをすればいいのです。いきなり大きなことをしようとしても、出来るはずがないのです。大きなことをするにしても、小さいことをコツコツとやることで大きなことができるのです。

会社の会議を思い出してもらえると良いのですが、みんな出来ないことばかりを口に出してはいませんか。これでは、何も変わることはできません。ここでもやっぱり出来ることを考えなければならないことはわかりますよね。そして、出来ることをやるです。そうしないと、何も成果が上がらない会議になってしまいますよ。

自分を変えるダメな自分と思っている人は、出来ないことばかりを考えてしまうので、結局は何もできない自分になってしまうわけです。そんなことよりも、今自分が出来ることを考えてそれをすることが大切なんです。それが、ダメな自分から抜け出すための第一歩です。

この章は自分にとっても、考えさせられる部分でした。自分は本当にできることをやっているのだろうか。もう一度、自分を見つめなおすいい機会になりました。

この本では各章の終わりにワークが用意してあります。
このワークは、ダメな自分を抜け出して、どんな自分になりたいのかを各章ごとにテーマを設けて実施できるようになっています。

このワークをやらないと、この本の意味が半減してしまいますので必ず実施するようにしてみてください。

このワークの中でこんなワークがあります。

  • どんな自分になりたいのかを詳しく書く
  • これが実現した時に、失うもの、失うかもしれないことを詳しく書く
  • この代償を払ってでも、得られるメリットを書く

このワークは、安易な気持ちではやらないでください。
真剣に考えてワークに取り組まないと意味がありません。それだけここに書かれているワークは、ダメな自分から抜け出すために必要だと思います。

潜在意識をはたらかせるには行動による暗示が大切

この本では潜在意識を活用することにも触れられています。
その中で、こんな一節があります。

潜在意識が理解できる言葉というのは、要するに「暗示(アファメーション)」のことです。

と言っています。
これについては、理解はできると思いますが、暗示で「嬉しい、私はうれしい」と言葉でいうよりも、行動による暗示の方がパワフルだと言っています。これは、言葉を口に出すより、ニッコリ笑う方が嬉しい気持ちになにはっきりとした効果が得られると書いてあります。

私は、これを読んで納得してしまいました。暗示は言葉も大切ですが、その言葉を意味する行動をすると、自分自身が納得できるための裏付けになるような気がします。そしたら潜在意識だって働きやすくなると思います。

第四章では、潜在意識を使って日常のちょっとした悩みや困難なことに効くテクニックが紹介されています。このテクニックで効果が得られるかどうかはあなた次第です。それは、このテクニックが本当に効果があると思い、一所懸命に取り組んでいるかによります。
この章だけでも読んでみる価値はあると思いますよ。

まだまだ紹介したい部分はあるのですが、この辺にしておきます。
もし、ダメな自分を変えたいと本当に思っているなら、この本はあなたを手助けすることができる本だと思いますので、一読をおススメします。そしてワークに取り組むことでダメな自分を克服できるかもしれません。

そうは言っても、この本を読んで自分には違うなと感じる人もいるはずです。それが悪いというわけではありません。その人は他の自分に合った別な方法を探せばいいだけです。

この本で満足しない人もいるはずです、それはもっと効果的に学びたいと思っている人です。そういう人は石井氏のようなセラピストと一緒にワークに取り組むようなことができれば一番効果的だとは思います。でも、なかなかそうはいかないので、石井裕之氏の「ダイナマイトモチベーションプログラム」を取り入れるのも効果的だと思います。
詳しくは石井裕之 「ダイナマイトモチベーションプログラム」は効果があるのか!

もし、自分はダメなんだと思っている人、そしてそれを変えたいと思っている人は一度は読んでおきたい一冊です。

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