自尊心を高めると、潜在意識も良いほうに働く
自分は自尊心が高いと思いますか、それとも低い方だと思いますか。
いきなりそういわれても答えようがないかもしれませんね。
自尊心とは、自分自身で作り上げた自分自身への評価ということになるのですが、“自分自身で作り上げた”のは、小さいときから親や兄弟、友だち、学校の先生、大人などから受けた言葉や態度によって作り上げた自分自身の評価ということになります。
どんな人であろうと、これまでにいろいろ他人から影響されて、自尊心を作ってきたわけです。その中に自尊心の高い人や低い人がいるということです。
自尊心が低い、自尊心が高いってどういうことですか?
自尊心が低いということは、ネガティブな気持ちを持っていて自分自身に自信が持てなくて、“私なんか...”とか“私はわかってもらえない...”、“惨めな自分...”、“私にできるはずがない・・・”と、いつもこういう感じの思いや考えをしていることです。
いつもこういう考えや態度をとっていると、潜在意識にそれらの考えを伝えているということになってしまいます。そしたら、いつまでもその状態からは出られませんよね。
思い当たる人はいませんか?こういう自尊心が低い状態からは、一刻も早く抜け出さなければならないのです。
そんなことが出来るかって?当然できます!
自尊心が低いのは、他人に影響されてきて自分が勝手に悪いほうに取ってしまっていることです。ということは、勝手に良いほうに解釈しても問題はないのです。
自尊心が高いってどういうことですか?
では自尊心が高いとはどういうことなのかというと、“自分にはできる”、“私は大丈夫だ”、という思いや気持ちだったり、自分のことを好きで大切にし、同様に他の人も大切にする。また、物事を誰かのせいにはしないのです。
これって、ポジティブな人の考えだとは思いませんか?
なぜ潜在意識が良いほうに働くのか?
みなさんは、潜在意識のはたらきに興味があり、情報をたくさん持っていると思います。そんな情報の中には次のような言葉があるのはご存知ですね。
良いことを思えば良いことが起きる。悪いことを思えば悪いことが起きる。あなたは、あなたが一日中考えているそのものなのです。
この言葉を自尊心に置き換えてみると、自尊心の低い人はネガティブな気持ちになってしまうことが起こり、自尊心の高い人はポジティブな気持ちになれることが起こるということになります。
これに加えて、心理学では
という言葉があります。これは、自分が思い描いた未来はその通りになっていくということで、実際にそうなっていくことが知られているそうです。こういうことが、自尊心を高くすれば潜在意識が良いほうに働くという理由です。
自分自身をダメな人間だと思ったり、自分は何もできないと思ったりしないことが大切なのです。それはただの思い込みにすぎないからです。自尊心を高めるためには、これまでの間違った思いを変えればいいのです。一番手っ取り早い方法が自己暗示で、自分にはできる、大丈夫という暗示をかけてみればいいのです。
スポーツの世界では自己暗示はだいぶ前から取り入れられていますし、効果が出やすい方法ですね。
みなさんも自尊心を高めて、潜在意識を良いほうに働かせてみてくださいね。
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