「中村天風 打たれ強く生きる100の言葉」ブックレビュー

このサイトでは、前向きな気持ち、プラス思考でいることがいいと書いていることが多いです。それはもちろん大事なことだからです。

しかし、気持ちが落ち込んでいたり、何かに失敗して挫折感を味わっているときに、そういうプラスの気持ちになることは難しいのが現実です。

そんなマイナスな気持ちを切り替えるように後押ししてくれるのが、「中村天風 打たれ強く生きる100の言葉」です。

とてもいい本ですので、簡単にレビューしたいと思います。

マーフィーの法則とおなじ潜在意識の考えがある

この本はタイトル通りに、中村天風の言葉を100個取り上げて著者である池田光氏が解説するスタイルで、一つの言葉を見開きの2ページで解説してあるので、自分が気になる言葉を取り上げて読むのもいいと思います。

この本は、八つの章で構成されていて、それは、「くよくよしない。」「とらわれない。」「おそれない。」「あきらめない。」「ふりむかない。」「くすぶらない。」「おちこまない」「くるしまない。」です。

全体的には自分が強く生きていくための教訓となる内容です。なので、現在気持ちが落ち込んでいる人や悩みや不安を抱えている人にとっては、勇気や元気をもらうことができると思います。

そんな中で、潜在意識や自己暗示の仕方について書かれてあるところがあったので驚いてしまいました。その考え方が、ジョセフ・マーフィー博士が言っている潜在意識と同じだからです。

それが、

潜在意識を活用する、特に効果がある方法は、絶え間なく心に映像を描くことなんだ。

です。

やっぱり同じです。

自己暗示であろうと何であろうと、自分を元気にできるはずです

気持ちを変える中村天風が教える「信念換発法」という方法によって、多くの成功者や、病を克服した人がいたそうです。それが、潜在意識に自分の念願を映像化することと、自己暗示の方法を並行して用いることと書かれています。

自己暗示の方法は、寝る前に鏡に向かって、二人称で鏡に呼びかけ、念願を小声で自信を持って命令するです。そして朝、目が覚めたら、「断定暗示法」で鏡を使わず一人称で、夜に行った暗示をはっきりと自信を持って断定するという方法です。(本の中ではもう少し詳しく書いてあります)

こうしてみると、マーフィーの法則と同じだということが良くわかります。しかし、全てのページがそうであるわけではありませんが、このサイトを訪れている人にとってはなじみやすい内容だと思います。

最後のページには、著者が中村天風の教えから学んだ生活信条が10個にまとめられています。この10個がこの本の本質だと思っていもいいと思いますよ。

もし自分に自信を無くしてしまったというマイナスな気持ちでいる人が、それを変えるために読んで参考にするには最適だと思います。自分の気に入ったところを何度も読み込んで、それを忘れないように実践し自分を変えるようにすればいいと思います。

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