私が出会った老夫婦は、いつも素敵な笑顔でいました
潜在意識とはあまり関係がありませんが、十年ほど前に私が出会った、すてきな老夫婦のことを少し書いておきたいと思います。
出会ったといっても、運命を感じるということではなく普通の出会いですよ。
その老夫婦がとても素敵に思えていたことを思いだしたので、それをお伝えします。
私を出迎えてくれた、笑顔も老夫婦
ある年の晩秋の頃でした。仕事で着る防寒着が前のシーズンからそのままロッカーに入れっぱなしで忘れていました。その防寒着は作業して汚れているわけではないので、そのまま着ようと思えば着れるのですが、一度クリーニングに出して綺麗にしてから着ようと思いました。
会社の近くにクリーニング店があったの思い出して、急きょその店に持っていくくことにしました。そのクリーニング店は、取次店のようでした。
そこで私を出迎えてくれたのが、何とも穏やかそうな老夫婦だったのです。
その夫婦の年齢は八十に近い年齢だったように記憶しています。
そして会社から持ってきた防寒着を差し出すと、通常はコート扱いなのだそうですが、ジャンパーとして扱ってくれて金額を安くしてくれたのでした。そのときの対応が穏やかで、笑顔なのですよ。
何だかこっちが癒されそうな感じで、ほっとしてしまいました。
それは、言葉使いは優しくて、ありがとうございますの言葉も心がこもっていてとても素敵だなぁと思ってしまったのです。それに、夫婦そろって腰が低いのです。
それって、年の功でそうなるのかというと、その人たちの人柄というか人に対する思いやりというか、そういうのがにじみ出ていてそれが普通なのでしょうね。
とても感心してしまったのです。
いくら商売をしてるといっても、四六時中、笑顔でいて対応もやわらかにすることって大変ですよ。それが出来ているだけでもすごいと思ってしまいますよね。
店の中からも、ありがとうございますと声をかけてくれる
その当時私は、まだタバコを吸っていました。
会社から営業に出かけるときに、そのクリーニング店にたばこの自動販売機があり時々買うことがありました。
そうすると、店の中から、ありがとうございました。という声と笑顔が見えるのですよ。そしたら、こちらまで笑顔になってしまいますよね。
本当に心が癒されてしまいました。
普通だったら、自動販売機でたばこを買ったくらいで、店の中から声をかけませんよね。それができるということは、やっぱり心からありがとうございますという気持ちがあるからではないでしょうか。
私はそれ以来、なるべく心を込めてありがとうという言葉を使うようにしています。でも、まだ人間が未熟なせいもあって、そういう気持ちを忘れてしまうことが度々なのです。ちょっと反省です。
ありがとうは感謝の気持ちですよね、心に感謝の気持ちが湧いたとしても、それを言葉として出さなければ伝わらないのです。なので、不器用な表現でも口に出して、感謝の気持ちをあらわすべきだと思います。
残念ながら、そのお店はもうありません。でも、今思い出してもその老夫婦はいつも幸せそうな顔をしていましたよ。
笑顔でいるっていいですね。それに感謝の気持ちを持っているのもとてもいいですね。そういう人は文句や愚痴も出ないのではないでしょうか。
私も、そういう老夫婦を見習って、いつも笑顔と感謝の気持ちを持てるようにしたいです。そう、みなさんもそうしてみてはいかがですか。
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